中島みゆき 「ほうせんか」
彼女のところへ見舞にいきました。
はっきりと見開いた眼は、怒り満ち溢れていて
優しかった彼女は、病室のどこにもいませんでした。
彼女にとっては、信頼していた私から不当な扱いをされていると思っているのでしょう。
恨むなら、私を恨むのなら、どうぞ恨んでください。
あなたの恨みをすべて飲み込んでしまいましょう。
あなたの怒りや恨みで燃え盛った炎が、あなた自身を焼き尽くしてしまうくらいなら、
この私の身を、焼いてしまいなさい。
私は、黒く燃え盛るその炎を、すべて飲み込んでしまいましょう。
病室のあなたと共に、いつまでもいたいから。。。
いつまでも、見守っているから。。。
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